2019年05月

 GWももう終わりだね。学生は学校へ、社会人の皆さんは会社へと戻るときが来たね。まだまだ休んでいたいのに~、でも学校・会社にいかないわけにもいかないし、そんな感じかな。

 この時期何かと話題になるのが5月病。新学期や新入社員として新しい環境に置かれて、慣れない環境に戸惑ったり、人間関係で悩んで学校や会社に行きたくなくなるあれね。今回はそんな5月病にも触れつつ人間関係を国際関係の観点から考えてみた。


 そもそも国際関係って何よってとこから。国際関係っていうのは主に国家間の関係(外交)や国家を超えた経済や政治の結びつきのことを言う。今回は国際関係のうち、国家間の関係(外交)の側面から人間関係を考えてみたいと思う。

 個人と国家なんてまるで違うものじゃないかって?僕はそうは思わないな。(すごい単純化すれば)国家も個人も利害を持った主体だし、強い国家もあれば弱い国家もある。また、同じ国家でもA国に対しては優位だけど、B国には弱腰みたいなこともあるよね。

 人間でも、ある人にとっては先輩だったり上司でも、別の人にとっては後輩だったり部下だったりするよね。人間関係が複雑なように国家同士の関係を複雑なんだ。人間が集団を作るように、国家も利害に応じて条約を結んだり、国家連合を作ったりする。

(WW1に学ぶ教訓:「1つの集団に所属するのは危険」)
 じゃあどんな人間関係が望ましいのか?その前に望ましい国家関係の話をしないとね。
 第一次世界大戦ってあったじゃない。なんで元々はセルビアの少年がオーストリア皇太子を暗殺しただけの事件(失礼な言い方だけどね)が世界大戦を引き起こしてしまったのか?

 それは当時のヨーロッパの主要国(列強)が同盟国(ドイツ・オーストリア・イタリア)と協商国(ロシア・イギリス・フランス)側のいずれか一方の陣営にしか属してなかったからなんだ。最初はセルビア(協商国)とオーストリア(同盟国)の戦争だったのが芋づる式に両陣営の国が参戦して世界大戦に発展しちゃったってわけ。

 さらに、両陣営の内部に目を向けてみると、同盟国の内部ではイタリアがオーストリアに不満を抱いていたり、協商国は同盟国という敵がいるからまとまっているようなもんだしとそんなに仲良しでもなかったんだ(イタリアは途中で裏切ったしね笑)。

 ここから、得られる教訓は「1つの集団に所属するのは危険」ってこと。1つの集団にしか所属しないとそこでの人間関係に縛られるし、価値観も固定されちゃう。それに、そもそもその集団が「誰かを嫌い」っていう消極的な理由でしか結びついていない場合もあるしね。

 実は、いじめ問題やカルト主教問題もこの「1つの集団に所属する危険」を象徴的に表しているんだ。いじめの場合、その集団にしか居場所がないと「いじられキャラ」という嫌な役回りを演じてでもその居場所を守ろうとしてしまうんだ(そもそもいじめてる側は論外だけど)。特に学校っていう閉鎖的な空間だとなおさらね。

 次にカルトの場合、これも元々どの集団にも所属してなくて居場所のなかった人がカルトに居場所を見つけてしまうと、その居心地の良さにはまってしまって抜け出せなくなる(東大生は要注意だね)。

 仮に、複数の集団に属していれば1つの集団で居づらくなっても他の集団に行けばいいし、価値観が固定されることがないから客観的に物事を考えやすくなる。それに、多様な価値観や人に触れることは自分にとってとてもプラスになると思う。

(多方面外交に学ぶ:「多方面交流の重要性」)

 多方面外交って聞いたことがあるかな?1個の国とべったり仲良くするんじゃなくて複数の国家と良好な関係を築こうとする外交方針なんだ。例えば中央アジアのカザフスタンがこの外交方針をとってる(運営所は3月に2週間カザフに行きました。いい国だった笑)。

 カザフの場合、もともとロシアの影響力が強かった。そのうえ、東に大国中国があるしユーラシアの中央に位置するっていう地理的な重要性もあるんだ。カザフにとっては特定の国とだけ仲良くするとその国から強い影響力を受けてしまう懸念がある。だから、多方面外交で色んな国と仲良くすることで1つの国の影響力だけが高くなってしまうことを防いでいるんだ。

 ここから得られる教訓は、「多方面交流の重要性」。要は、いろんな集団に属する人と個人的な関係を結びましょうってことだね。ここで重要なのは、集団に属すだけじゃなくてその中の個人と深い人間関係を結ぶこと。そしてそういう関係性を複数持っておくこと。

 例えば、1人しか友達がいなかったとしよう。その友人がいい人なら全然いいんだけど、実は意地悪だったとしよう。あなたはその事実にはうすうす気づいてるんだけど、他に友達もいないしその人とずるずると付き合ってしまう。

 これは言ってしまえば「依存関係」だ。もし、複数の個人と深い人間関係をもっていれば、そんな意地悪な友人をとっとと捨てて他の友人との時間を増やすことができる。

 それとさっき「個人と」ってことを強調したよね。もちろん多様な集団に属することも重要なんだけど、もっと重要なのはその集団内の個人とちゃんと関係を結ぶこと。集団はいざというときにあてにならないけど、深い関係を持った個人は困ったときに必ず助けてくれる(ソースは僕)。

 国連とか国際社会(集団)に非難されてる国でも支援してあげる国ってあるじゃん(モロッコを支援するスペインとか、北朝鮮をひそかに支援してた中国とか)。

 ってな感じで考察してみたんだけど、だいぶ無理のある論の進め方になちゃったかな笑。
 最初の5月病の話に戻るんだけど、そりゃ新しい環境に放り込まれたら1から人間関係を作っていかなきゃいけないから大変だよね。でも、思い出してほしい。皆にはいままで築いてきた人間関係がある(あるはず)。

 もしも新しい人間関係に挫折したら家族でもいいし、友人でもいいから話を聞いてもらおう。そのうえで、新しい人間関係を築く上では上に書いた2つのこと、つまり「複数集団に所属する」と「個人との深い人間関係を複数持つ」を意識してみてほしい

 それじゃあまた、GW明けから頑張ってきましょう!!
 運営者は明日は1限からです、(;´д`)トホホ

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 金融リテラシーの話の途中だけどいったん休憩して最近考えたことについて書きたいと思う。

 つい先日、ブックオフにいらないゲームソフトを売りに行ったんだ。6本のDSのソフトと1本のPSPのソフトを売って1480円になった。正直、自分としては全部で500円も行けばいいと思ってたから驚いた。同時に、中古買取の中に人間の欲望に関する面白い性質があるように感じたんだ。

 僕たちが何か製品を買うときって、自分が支払う金額と自分がその製品に見出した価値が等しいと感じる時だよね。つまり、ここでは等価交換が成立してる。でも大抵の物って使っていくうちに価値が無くなっていくように感じるよね。シャンプーとか調味料とかの消費財はそもそも使えばなくなっちゃうしさ。

 ここでは、ゲームソフトとか車、衣服なんかの比較的長く使える物に話を限定しよう。さっき僕が書いた「自分がその製品に見出した価値」があったよね。これを仮に「見なし効用」って呼ぼうか。効用ってのは経済学の用語で個人が得る満足感を表すんだ。僕らが物を使っているとだんだんとこの「見なし効用」が減っていくんだ。

 最初は楽しかったゲームに飽きたり、新しい服を買って前の服がいらなくなったりって感じでね。そして最終的にはいらなくなって(「見なし効用」がゼロになって)中古買取に出す。そして、自分にとっては全くいらない無価値なものと交換にお金が手に入る。僕らとしては無価値の物がお金になったんだから万々歳だよね。でも話は続くんだ。

 買取業者は買い取った中古品に利益を上乗せして新たな買い手に売るんだ。ここで面白いのは、新たな買い手は元の持ち主にとっては無価値で、その上に「買取業者の利益」が上乗せされた価格(定価)と自分がその物に見出している価値(新たな買い手の「見なし効用」だね)が釣り合っていると考えているんだ。

 ようは、ある人にとって無価値な(効用を生まない)物が別な人のために価値(効用)を生み出すってことだ。

 言葉足らずな説明で混乱させちゃったらごめん。でも、個人的には上に書いた中古買取における現象はとても興味深かったんだ。

 経済学には、「人間全体の欲望は人間が利用し得る資源量を超えている」っていう共通認識みたいなものがある。だから、どう資源を配分していくかは経済学にとって重要な研究領域なんだ。

 今回の中古買取で面白かったのは、僕ら人間の欲望が主観的であるってことを改めて気づかせてくれたこと。同じ物に対しての個人の価値付けは千差万別だ。逆に個人には価値が無いものでも他人の欲望の対象になる。

 大量生産・大量消費の資本主義社会では一回使われただけで捨てられてしまったり、無駄に生産してしまって製品が余ってしまったりってことがしょっちゅう起こるけど、中古品の流通を活性化させることで、限られた資源で多くの人の欲望を満たせるんじゃないかなって考えたわけ。

 最近は情報通信技術が活性化してきて「メルカリ」とかの中古品を個人でも取引しやすくなってきてる。これは限られた資源を有効活用するって意味ではとてもいいことだと思う。

 これ書きながら、GW中なんだけどブックオフぐらいしかいてねーよって悲しくなった(泣)もうGWも最終日だけど皆どんなところ行ったのかな?
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(初めに)
 前回の最後に次回は複利運用のための具体的な方法を紹介すると書いたね。今回紹介するのは、複利運用の中でも最も安定的かつ初心者が少額から始めやすい「投資信託」について紹介するよ‼

(投資信託とは)
 投資信託は多くの個人投資家からお金を集めてファンドを作り、集めた資金を株式や債券などに投資して資産の成長を目指す。投資信託の特徴は何と言っても小額から様々な金融商品の投資できることだ。

 例えば、日本企業の株式を購入しようと思うと最低でも数万円から数十万円かかる(UNIQLOを経営するファーストリテイリングなんかだと600万円かる笑)。資金に余裕のある人物でなければ日本株式には投資できないんだ。

 また、たとえ購入できても1つの商品にのみ投資することにはリスクが伴う。例えば、その株式が何らかの理由で株価が50%下落したとしたら、50%の損益を被ることになる。

 そこで、投資の世界では複数の商品に分散して投資する「分散投資」が重要視される。そして、投資信託の最大の特徴は簡単に分散投資できる点にもある。

 投資信託は複数の金融商品や同じ金融商品でも複数の銘柄に分散投資することで資産の値下がりリスクに備えているんだ。また、バランス型投資信託はそれだけで実質的に複数の金融商品に分散投資することができる。以下に分かりやすく示すと、
 
 日本株式投資信託←A企業株式
          B企業株式
          C企業株式  A~Jまでの企業株式に分散投資したことになる
           (略)
          I企業株式
          J企業株式

 バランス型投資信託←日本株式
           先進国株式
           途上国株式    世界中の金融商品の分散投資したことになる
           日本国債
           先進国国債
           途上国国債

 個人が上記のような分散投資(ポートフォリオを組むとも言う)をしようとすると、多額のお金と「どの金融商品が良くてどのくらいの比率で組み入れたら良いのか」を検討するための膨大な時間・労力がかかる。

 一方で投資信託はファンドにもよるが数百円~1000円単位で購入ができる。そのうえ、金融について自分よりはるかに専門的な知識を持ったプロが運用してくれるし、小額から分散投資ができるというメリットがあるんだ。どう魅力的でしょ?

(投資信託で複利運用)
 では、投資信託で複利運用するとはどういうことなのか?投資信託にはトータルリターンという尺度がある。これは投資信託の価格が一定期間中に何%増加したかを表す。

 例えば1年のトータルリターンが10%なら1年間で投資信託の価格が10%増加したことになる。この時、増加した分の価格は前回説明した利子と同義として考えられる(10%価格が増加したなら、その分を利子と考える)。

 今、最初に100万円分投資信託に投資し、1年間のトータルリターンが10%だったとする。この時、1年後には110万円、2年後には121万円、3年後には133万円、4年後には146万円に資産が成長する。

 ここで、複利運用ではなく毎年元金の100万円に10%の利子が付く場合と比較してみよう。1年後には110万円、2年後には120万円、3年後には130万円、4年後には140万円になる。

 もう皆さんも気づいたかも知れないけど、複利運用したほうが資産の成長速度が速いことが分かるよね。これが複利の力だ。投資信託はこの複利の力を利用して資産を成長させる最も簡単な方法だといえる。

(僕の運用例)
 実際に僕も投資信託で資産運用してる。まだ僕は運用開始して半年だけど(証券会社で口座開設できるのは20歳以上。親も口座を作る場合は別だけど)それなりのリターンを得てる。

 僕は日本株式はETF(後々説明するよ)で持ってるから投資信託はバランス型が1銘柄、米国債券が1銘柄、米国株式が2銘柄の合計4銘柄に分散投資してる。

 実は、数週間前までは日本国債の投資信託を1銘柄持ってたんだけど、あまりにも利回りが悪いから解約したんだ。投資信託の選び方のポイントや種類はまた次回以降で説明するけど、今回はとりあえず自分の運用状況だけをお見せしようと思う。

  (銘柄名)        (概算評価額)                        (評価損益)
 ・ひふみプラス(バランス型):304,168円                           14,167円
 ・フィデリティ・US・ハイ・イール(米国債券):85,346円         635円
 ・楽天・全米株式インデックス(米国株式):133,094円          7,591円
 ・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(米国株式):132,162円   7,661円
                    合計654,860円    30,054円(4.5%)

 次回は、投資信託の種類や選びかたのポイント、投資信託を使った分散投資の方法を紹介したいと思う‼

(※投資は自己責任でお願いします。本ブログは特定の金融商品や特定銘柄の購入を促す目的はありません。本ブログを参考にして発生したいかなる損失についても運営者は責任を負いません。)

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 前回の投稿で資本主義と金融について簡単に説明した。今回は前回の最後に告知した通り「複利」について説明しようと思う。

(利子を取ろう)
 金融はお金の余っている人がお金を借りたい人に貸し付けるって説明したけど、貸し付けるからにはそのお返しが欲しいよね。それが利子だ。例えば、僕らが銀行にお金を預けると一定の期間おきに利息が支払われる(銀行は金利が低いから預金の1万分の1とかだけどね笑)。

 同じように、金融を通じて誰かにお金を貸し付けた時も利子がもらえる。これこそが前回話した投資家の利益ってことになる。つまり、余ったお金(資本)を借りたい人に貸し付けることで利子(利益)をもらうんだ。

 この利子を受け取るときに「複利」の考え方が重要になってくる。

(複利の力)
 今、僕が100万円を年利5%の利子率で誰かに貸し付けたとする。すると、僕は1年後に5万円を受け取ることになる。では1年後はどうなるかというと、また1年後に5万円を受け取るのか?実はそうじゃない。1年目に貸し付けた元金は100万円だったけど、2年目に貸し付けるのは105万円だ。

 つまり、元金が5万円増加してる。そして、2年目にはこの5万円にも5%の利子率がかかる。2年目が終わった時に僕が受け取る利子は105万円×0.05=5.25万円になる。1年目の時より受け取る利子の額が大きくなったよね。この調子でどんどん元金が大きくなっていくから、受け取る利子もどんどん大きくなる。
 3年目には5.51万円
 4年目には6.08万円
 5年目には6.38万円
 6年目には6.7万円
 (略)
 10年目には8.14万円(小数点3以下四捨五入)
 100万円を年利5%で10年間複利運用すると、10年後には1628900≒160万円になる。
 
 つまり、60万円分お金が増えたことになる。最初に貸し付けたお金が1000万円だったら600万円お金が増えることになる。どう、すごいでしょ?これが「複利」の力なんだ。

 複利とは、利子を元金に組み込んで連続的に運用することなんだ。こうすることで、次の年には前年の利子にも利子率がかかるから利子が大きくなる。大きくなった利子がまた元金に組み込まれるから、その次の年の利子はまた大きくなる。これの繰り返しってわけ。

(複利を味方につける)
 複利のすごさは分かってくれたよね。ここで重要なのが、複利を味方につけるってこと。実は複利は借金にも使われてる。つまり車や家のローンとか。契約内容にもよるけど、ローンで複利を敵に回すってことは自分が払うお金が増えるってことだ。だから、複利を自分の味方につけるってことがとても重要ってことは大事な金融リテラシーなんだ。

 さで、今度はどうやって複利でお金を増やすのか?その方法が気になるよね。実は世の中にはそんなにお金を持っていなくても複利運用でお金を増やせる仕組みがいっぱいあるんだ。次回はそんな仕組みを具体的に紹介していきたいと思う‼

(参考:内藤忍「資産設計塾」第4版、2015、自由国民社)

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(初めに)
 僕が東大に入って気づいたのは、自分がいかに金融リテラシーがないかということだった。
 リテラシーとは「読み書きする能力」と訳されるが、要はその分野についての知識とか作法みたいな意味でとらえている。

 金融リテラシーとは、金融についての知識とそれを自分のために利用するスキルだと考えてる。僕を含めて日本人の多くが金融についての知識を持っていないと思う。

 でも、これは当たり前のことだと思う。だって義務教育課程で誰も教えてくれないからだ。もちろん、学校の先生達も正直なところ金融についての知識はほとんど持っていない。

 さらに踏み込んで考えるともっと奇妙な現実がある。現在、世界のほとんどの国々は資本主義を採用している(中国は自称社会主義だけど経済は市場経済化してるし、社会主義をとってるのはキューバや北朝鮮みたいなほんの1握りの国家に限られる)。なのに、僕らは「資本主義」という名前は聞いたことがあってもそのシステムや原理についてはほとんど知らない。

 この状況を例えるならば、ゲームのルールについてよく知らないのになんとなくゲームをプレーしているようなもんだ。そんな状態でゲームに勝てるだろうか?

(資本主義について)
 資本主義について簡単に説明する。
 資本主義社会には、生産手段(工場とか原材料のこと:資本)を持ってる資本家と労働力を持つ労働者がいる(資本主義では労働者の労働力は商品として労働市場で取引される。就活って要は労働市場で自分を企業に売り込むってことだね)。

 資本家は労働者を雇って、生産手段を使って商品を生産するんだ。この商品は車や家電みたいな物だけじゃなく、サービスも含む。そして資本家は商品を売って、そこから生産費(原料と労働賃金)を差し引いた額を利益として獲得するんだ。

 労働者(要はサラリーマン)は資本家からお給料(労働賃金)をもらうんだけど、実は労働者はもらった賃金分以上の価値を生産していて、それが資本家の利益になるんだ。つまり、資本主義では資本家が得をするシステムになっているわけだね。

(金融について)

 さっきの資本主義の話と金融の話に何の関係があるのかって思った人もいると思う。まずは金融って何?って話から始めようと思う。

 金融っていうのは「余裕のあるおを、お金を借りたがっている人に通する」ってことなんだ。つまり、余ったお金を誰かに貸し付けるってこと。

 じゃあ、この金融と資本主義がどう結びついているのかというと、金融を通じて僕らも資本家になれるってことなんだ。さっき資本家は生産手段を持ってるって書いたけど、お金も重要な生産手段なんだ。お金があれば原材料が買えるし労働者も雇えるからね。

 そこで、僕たちも余ってるお金をいくつかの方法を使って他人に貸し付ければ資本家になれるし、利益を受け取れるんだ。これはとても魅力的な話だよね。さらに、金融において重要な「複利」を使うとこの利益をもっともっと大きなものにできるんだ。この「複利」の話はまた次回に‼


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