今日は私のお金に対する考え方を変えた本を紹介しようと思う!!
 実は僕は元々お金が嫌いだった。というか憎んですらいた。お金を欲望の具現化と認識して、お金持ちは貪欲な人々だと考えていた。実際、自分は官僚志望なのでお金の話なんて関係ないと思っていた。

 ある日、そんな僕に弟が一冊の本を持ってきた。この弟は僕と真逆の人間で、今年慶應大学に入ったが、将来は起業してお金を稼ぎたいそうだ(笑)。その弟が持ってきた本こそ今日紹介する「バビロンの大富豪(J.S.クレイソン著)」だ。この本は私の今までのお金に対する考えを根底から変え、私が金融や投資について勉強する契機となった。

(概要)
 この本は古代都市バビロン(世界史選択にとっては懐かしいですね)を舞台に寓話形式で展開される。プロローグを含めて計10話の寓話でいかに経済的繁栄を手にするかを説いていく。
 
 この本の良い点は、貯金の仕方や賢い投資の仕方、お金の増やし方を寓話という飲み込みやすい形で書いているところだ。お金や金融・投資についての本は過度に専門的であったり説明が冗長だったりして読んでる途中で投げ出したくなることがしばしばある(かくいう私もしょっちゅうそういうことがある)。それに比べて、この本は寓話という親近感をもって読んでいける書き方で、尚且つ具体的に「貯金の始め方」、「投資の基本原理」、「お金が増える仕組み」、「労働への取り組み方」について書いてある。

 また、各話の最終部分にその話で得られる教訓がまとめられておりとても分かりやすい。私も、この教訓部分をノートに書き写してよく復習していた。

 この本のさらなる特徴は、読者のモチベーションを盛り上げる書き方がされている点にもある。貯金や投資と聞いても大抵の人は実行しなかったり、せっかく初めても直ぐに飽きてしまったりする。普通の貯金や投資についての本を読んでいたら私もそんな三日坊主で終わっていたかもしれない。

 しかし、この本は私が現在も投資や貯金を続けるのに十分すぎるモチベーションを提供してくれた。この本が寓話形式であることはここでも長所となっている。物語は、元奴隷の大富豪や大商人が人々に彼らの知恵を与えたり、諭したりする構成で展開する。そして、この本を読む読者は物語の中の人々と同様の立場に立ち、彼らの知恵を体得し諭される側となる。

 本を読み終わるころにはきっと、今までの自分のお金との付き合いを見直し、獲得した知恵を元に貯金や投資を始める決心がついているはずである。実際、私も今やっている投資とその勉強のモチベーションはこの本によって生み出された。

 この本が、皆さん自身の思い通りの未来を獲得するのに十分な資力と、人生100年社会においてもはや必須ともいえる投資能力を獲得するためのきっかけになってくれればと思う。

あなたの前には、未来への道がはるか彼方へと続いている。その道沿いには、あなたが達成したい望  みや、満たしたい欲求がある。 望みや欲求を手にするためには、まずは金銭にうえで成功しなければならない。(本文冒頭より)

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